社団法人東根青年会議所 前田理事長所信
 

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JC経歴    
2000年 入会 会員開発委員会  
  青少年開発委員会 ブロック アカデミー塾
  会員拡大委員会 拡大理事  
  事務局次長  
  会員拡大委員会 委員長  
2005年 まちづくり委員会 委員長  
  専務理事  
  副理事長 地区 東北ゼミナール委員会 
  副理事長 地区 東北青年フォーラムプロデュース委員会 幹事
2009年 第33代理事長  


自分の力を信じていますか。
自分は信頼される人間ですか。
自分とは一人で生きて行けません。固い絆で結ばれた、真の友情が必要です。
自分という人間を愛していますか。
家族を愛するように、地域を愛していますか。
愛とは優しさだけではありません。慈愛の心を持って、時には厳しく律する、真の強さが必要です。
自分に誇りを持っていますか。
地域に誇りを持っていますか。
誇示するだけが誇りではありません。見せ掛けではない、真の輝きが必要です。

すべての根底にあるものは「人」です。
一人一人の繋がりが家族であり、その家族が集まり地域を形成しています。
その小さな絆(家族・地域)に「家族愛や郷土愛」が生まれれば、素晴らしい社会や国家ができあがるでしょう。
己を律し誇りを胸に愛を持って、信頼し合える仲間と「明るい豊かな社会」の創造に向かって共に行動して行きましょう。


はじめに

 混沌とした時代と言われて、どのくらいになるのでしょうか?格差社会など、まるで樹海に迷い込んでしまったような出口のない時代なのでしょか?私達はそんな時代でも愛する家族を守るため、精一杯の努力を重ねて暮らしています。しかし残念ながら、そんな日本では心が荒廃した人々による事件が日常的に起こっているのも現状です。
 いつ、どんな時代においても前向きに生きるためには、今、何をしなくてはならないのでしょうか?子供たちの笑顔が絶えない社会にするために、自分という人間を強く持って行動しなければなりません。しかし人間は、一人では何も出来ない無力な生き物です。力強く社会を変革するために、私達JAYCEEは多くの仲間と共に「英知」と「勇気」と「情熱」を持って、全てに信頼と愛を注ぎ込み、歩き続けることが大切です。
決して止まることなく続く運動は、地域を変える力にならなければなりません!いや力強く変えて行くのです・・・。


「真のJC運動」
 
 我々青年会議所は、新公益法人度制が平成20年12月1日から施行され、平成25年11月30日までの5年間に、一般社団法人か公益社団法人かを選択しなくてはならなくなりました。この移行期間中に移行しなかった法人は解散したと見なされる事になります。それに伴い我々(社)東根青年会議所は、昨年の9月通常総会において公益社団法人格取得決議を満場一致で可決しました。
 NPO法人や各種団体等、積極的にまちづくりに参加している団体が増えた昨今、JCが担ってきた役割は、目まぐるしく変化する時代において、終わりを告げたものもあるのかもしれません。では、我々JCは今、何を求められているのでしょうか?
 本来、JC運動というのは、「明るい豊かな社会」を創ることを目的に掲げ、これまでも様々な事業を通し、地域発展の一助となれるように行ってきました。しかし時代の流れるスピードは速く、地域や市民が求めるものも移り変わって行きます。我々の運動も時代の変化と共に、変化し続けなければならないのです。
 この新公益法人制度の施行をきっかけに、JCにしか出来ない、JCだから出来る運動とは何かをもう一度見つめなおし、地域のニーズにあった活動を展開しなくてはなりません。それはJCだけで通用するような常識や価値観を押し付け、自己満足の事業ではなく、今一度、地域市民の目線に立ち、本来のJC運動の意義を再認識するという事なのです。
 地域に求められ、頼られる、そんなコミュニティを創ることが出来なければ、真の公益社団法人とは言えないでしょう。地域を大きな愛で包み込み、笑顔溢れるまちを創りましょう。


「会員の資質向上から始める会員拡大」

 全国的に青年会議所会員の減少が叫ばれている中、例外なく(社)東根青年会議所の会員数も減少傾向にあります。何故なんでしょうか?未だ会員拡大の決め手となる方法や解決策というものを見出すことが出来ず、ただ指を銜えているばかりで本当にいいのでしょうか?
 私達は、何のためにJCに入会したのですか?入会する際の動機は各々違いますし、どんな理由で入ろうが個人の自由であると思います。しかしJAYCEEである以上、JCの不変の目的である「明るい豊かな社会」の創造に向かって運動をする事は、我々に課せられた使命ではないでしょうか?
 個人を取り巻く環境には、仕事・家庭・その他の活動などがあります。しかしJAYCEEは、これと同時にJC活動を行わなければなりません。つまりバランスの良い人間力を身につけ行動する必要があります。しかしJC運動の理解を遠ざけ、自らバランスを取ることを放棄したりしていませんか?大切な時間とお金を使っているにもかかわらず「無理だ!苦しい!楽しくない!」といって止めてしまっては、地域も自分も何の成果も得られません。自分自身を大きく成長させることは地域の成長でもあるのです。
 自らの意思でちょっとした壁を打ち破り、本気になってJC運動に参加することで、物事を伝える力・人をまとめる力などが備わり、自分を大きく成長させるのです。そして、その力を地域の力として、社会に返して地域貢献する事がJC活動なのです。
 JCという組織をつくっているのは、我々会員であり、魅力あるJCをつくるのか否かは、会員の資質の問題です。会員が増えないことを、経済情勢や社会情勢のせいだけにはせず、JC活動を行っている、JAYCEEに対しての社会的評価なのだと受け止めなくてはなりません。魅力あるJCであれば、地域や市民の求める活動をしていればこそ、共に活動したいと願う人々が自然と集まってくるでしょう。
 JCの素晴らしさを皆に伝えましょう。本気で活動すれば、活動した分だけ自分に返って来ます。酒を一緒に飲んだ時間が友情と比例する訳ではないのです。事業を通して苦楽を共にし、心をオープンにして語り合い、時には涙することで真の友を得ることが出来るのです。JC運動を語れる人間になりましょう!そうでなければ説得力がありません。同じ志を持つ仲間を増やす事も大切なJC活動です。
 JCの枠組みを超え、地域とのコミュニティを構築し、幅広く理解を深め、会員拡大運動を続けましょう。

「OMOIYARIの心を育む」

 武士道精神を美徳とし、誇りとしていた日本人の意識も希薄になっていると感じます。武士道には孔子の教え儒教「仁・義・礼・智・信」が根底にあると言われています。

仁 = 自分の生きている役割を理解し、自分を愛し、身近な人間を愛し、ひいては広く人を愛すること。真心と思いやりを持ち誠実に人と接する。(思いやり・慈しみ)
義 = 人の歩んでいく正しい道。義をおろそかにすることは、道を踏み外すことになる。本当に人を愛し思いやる生き方は、正義を貫いてこそ成り立つもの。(道理・人道)
礼 = 親や目上の人に礼儀を尽くすこと、自分を謙遜し、相手に敬意を持って接することが礼、場合に応じて自分を律し、節度を持って行動することが節。(礼儀・節度) 
智 = 人や物事の善悪を正しく判断する知恵。智を高めるには、偏りのない考え方や、物事との接し方に基づいた知識を蓄えること。(英知・知識)
信 =信頼とは心と言葉、行いが一致し、嘘がないことで得られる。人に信頼されないことには社会で生きていけません。徳を支える大切なもの。(信用・信頼)

 私的な意見ではありますが、これらこそがOMIYARIの心であり、本来日本人としての倫理観や道徳観なのだと思います。そして、日本の国が大和(やまと)の国といわれるように、大和(だいわ)の心、和の精神を大切にしてきました。
 現代の社会は虚偽や不正、不祥事や凶悪犯罪が連日のように報道されています。物があふれ、何不自由なく生活できる豊かな現代社会において、個人主義・利己主義が蔓延しOMOIYARIの心が失われているように思われます。「勉強ができる子=良い子」ではありません。競争の世の中でも、物事の道理はわかる大人になって欲しいと願うのは私だけではないはずです。他人を慈しみ相手の立場に立って行動のできる、そんなOMOIYARIの心を育んでいかなくてはなりません。
 未来を担う子供達のためには、道徳教育が必要不可欠です。日本人としての道徳心と、誇りある歴史や伝統を伝え、古き良き時代の文化を教える事によって、健全な、豊かな心が育ちます。こうした人格形成の教育を行なってこそ、次代を担う子供達を育成することができると考えます。そして、我々JAYCEEは子供達の道徳心や自律心を促し、自ら主体的にまちづくりに参画する社会性を持った大人になる為の環境づくりを創造して行かなくてはなりません。
 また家庭は、社会の基礎です。家庭は、第一に子供の教育を行わなくてはなりません。親は子供に愛情を持って育て、親子一体・家族一体の調和のある家庭を築いて行きましょう。そして私達親も、道徳心(OMOIYARIの心)を見直して行きましょう。
 私達大人が自分の言葉で、OMOIYARIの心を語れる人間になり、家族という小さなコミュニティから家族愛を、地域活動を通して郷土愛を育むと共に、次世代を担う子供達に、このOMOIYARIの心を伝播していきましょう。未来の子供達の笑顔溢れる、明るい心豊かな未来の創造に向かって・・・。

「未来に繋げる環境運動」

 世界的に地球環境の問題が叫ばれている中、私達は真剣に考えていますか?まだ、他人事のような気がしてはいませんか?
 環境問題は、政治や経済・技術的な問題、人の意識・認識にまで及び、複雑に絡み合い、難しい問題です。しかし本当の問題は、自己中心的な考えを止めなくては行けない事に気づく事と「他の誰か」に押し付けようとせずに行動を起こさなければならない!という事の認識がまだまだ足りない事なのではないでしょうか。
 私達は、大自然の中の一部として、その自然の恵みを受けて生きています。実際、空気や水や光や食物なくしては生きていけません。私達の先祖は、こういうことを深く感じ、大自然に対し、感謝の思いを持って生活していました。生活そのものにおいて、環境問題は他の生物と共存するために、必要最低限守らないといけないルールなのです。
今ある環境は私達のものだけではありません。先祖代々受け継がれてきたものを預かっているのです。この恵まれた自然環境に感謝し、次世代へこの財産を継承していく義務があるのです。
 東根市ではMBH(マイバック・マイ箸)運動を推進しており、レジ袋有料化は県内の先駆けとなり、積極的に環境問題に取り組んでいます。我々JAYCEEも地球に住む一人間として正面から向き合い、一人でも多くの市民が環境に対する意識を持って行動し、安全で幸せな暮らしと、「私達に出来ること!」を真剣に考えて行きましょう。そして、JCのスケールメリットを使って大きな運動を興しましょう。未来の子供達の笑顔が溢れる、希望を持てる地域創造に向かって・・・。

おわりに

『為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり』

 この歌の意味するところは、『“為せば”の部分は、人間の“意志”を持った行動で、そして“成る”が、結果として得られる状態』なのだそうです。私なりにこの言葉を解釈しますと、「志を持って行動すれば何でも出来る。思い通りの結果が得られないのは実現に向けた努力をしないから」になると考えます。
 確かに、どんなに努力しても出来ないこともあるでしょう。しかし、志を持って自ら行動し続けること、努力し続けることの大切さを教えているのです。
2010年には山形ブロック会員大会が、我々(社)東根青年会議所が主管となり開催されます。また2011年、(社)東根青年会議所は創立35周年を迎えます。これまで32年間、休むことなく引き続かれてきた歴史や伝統を尊び、未来を迎える次世代へ、現実をただ受け止めるのではなく、私達は一人一人の力を結集し、一歩でも半歩でも止まることなく、前へ歩み続けなくてはならないのです。
 JCは未来を語れる団体でなければなりません。そして「これからどのような行動をしよう!」という未来に向けたビジョンを持つことが大切です。JCを取り巻く環境は厳しいと言いわれておりますが、『為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり』の精神で歩み続けることを約束し、所信と致します。
「明るい豊かな社会」の創造に向かって・・・。



 
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